鎌倉市山崎のまちの歯医者さん「医療法人 樹会 いがらし歯科医院」

いがらし歯科医院が目指すこと

いがらし歯科医院が目指すこと

さまは「オーラルフレイル」という言葉をご存知でしょうか。
オーラル(口)のフレイル(衰え・虚弱)、つまり「歯や口の機能の衰え」を意味する言葉です。
この「オーラルフレイル」が運動機能の衰え「フレイル」のきっかけとなり、全身の衰えに直結する事が明らかになっています。

具体的には歯を失う等の理由で噛む力が衰え、舌・喉の力が弱まり飲み込む力が低下すると、バランスの良い食事がとれなくなり低栄養状態になります。高齢者にとって低栄養はすぐさま身体機能の低下や筋力の低下を招き、そのまま要介護の状態へと繋がってしまいます。裏を返せばオーラルフレイルを予防する事で要介護のリスクを大きく下げられるという事になります。
を失う大きな原因はむし歯と歯周病です。これらはご自身で日々適切なケアを行い、定期的に歯科検診・歯科衛生士によるプロフェッショナルケアを受ける事で十分予防、管理する事ができます。
さらに、わずかな歯の摩耗・嚙み合わせのずれによって生じる自覚のないお口の変化に私達がいち早く気付き、歯がしみる・噛むと痛い・詰め物が取れる・歯ぐきが腫れるなどの症状が出る前に対応する事も可能になります。
 ところが、残念な事に日本ではまだ「歯医者は歯が悪くなってから行く所」「年をとったら入れ歯になるのは仕方ない」という考えが根強く、それが歯を失う事を食い止めるチャンスを逃す原因になっていると思われます。
歯科は「歯と歯茎、口の機能に問題がないことをチェックするところ」「オーラルフレイルの予防をするところ」という認識をもっと広め、定期検診を習慣として頂くことが我々の大きな役割だと考えています。
本は近年世界有数の長寿国になりました。しかし日本の「平均寿命」と、自立して健康的な生活を送る事が出来る「健康寿命」とは男性で約9年、女性で約12年の差があります。日本が「寝たきり大国」と言われてしまうのはそのためです。さまざまな要因があるとは思いますが、オーラルフレイルの予防はその差をうめる大きな柱になると期待されます。
また、近い将来である2025年には「団塊の世代」と呼ばれる方々の全てが75歳を超え、人口の3分の1が65歳以上になる「超高齢社会」を迎えます。介護・医療の問題が懸念されていますが、高齢者の方に出来る限り元気で自立した生活を送って頂くようにする事が、最も前向きで有効な解決策になります。そのためにも、オーラルフレイルの兆候がないか日頃からチェックして、早い時期からのフレイル予防が必要になるのです。
院は老健施設やご自宅への訪問診療や口腔ケアも積極的に行っています。
要介護のご高齢の方に、お口から好きなものを安全に召し上がって頂く、バランスの良い食生活を続けていくための支援、口腔ケアによる誤嚥性肺炎を予防する取り組みは徐々に成果をあげていますが、本来高齢になっても要介護の状態にならずに、自立したご自分らしい生涯を全うして頂く事こそ我々医療従事者の使命であると日々実感しています。
た当院は湘南鎌倉総合病院において、手術を伴う大きな病気を患った方や抗がん剤治療や放射線治療を受けられる方に対し、治療に伴って生じる合併症を予防し、副作用による苦痛を軽減するためのプロフェッショナル口腔ケア(周術期口腔機能管理)に携わっています。入院患者さんの摂食嚥下リハビリテーションも行い、1日でも早い社会復帰のお手伝いをさせて頂いています。
ちゃんの誕生を控える妊婦の方とその家族の方々、乳幼児、小・中・高校・大学生、成人、高齢者、介護が必要になった方、そして「湘南鎌倉総合病院」「湘南鎌倉バースクリニック」「老健リハビリケア湘南鎌倉」との連携でご縁のあった皆さまに、生涯に渡りそれぞれのライフステージにおける健康維持・増進について継続して関わり、オーラルフレイル予防の取り組みを促すことのできる環境がいがらし歯科医院にはあります。
むし歯・歯周病など歯科医院で当たり前に行っている治療も、オーラルフレイルの予防を念頭に将来を見据えた説明・治療ができるよう、スタッフ全員が院内・外研修や学会参加などで、常により高度な知識と技術を習得するよう努力しています。
今後も鎌倉の地に根差し、地域の皆様の健康を医療・介護・福祉・行政の方々と連携して守り、より良質な医療を提供し続ける歯科医院でありたい思っています。
 

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